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サラリーマンの、サラリーマンによる、サラリーマンのためのキャリアについて考えるブログ

大手自動車部品メーカーのサトウさんは定常業務を回し続けるループに入っている

仕事柄、他の会社さんに常駐することも多く、いろんな方のキャリアに触れる機会が多い。そのうえ、常駐していると、表面的には分からないことも分かってくる。

 

大手自動車部品メーカーA社に勤務するサトウさん(35歳)の話

トップクラスの国立大学を卒業して、A社の事務系総合職に就職。その後は、工場での生産管理(何の部品を何個つくるのか、そのためにどんな材料が必要なのか)の仕事に配属された。

 

生産管理の仕事と言っても、かなりのルーチン業務。作るモノは既に決まっているし、何台作るかも営業からのオーダーによってほぼ決まっている。必要になる部品もシステムが自動で計算する。そのため、仕事の多くは製造現場との細かい調整がメイン。

 

そうなると、現場と顔なじみかどうかが重要となるので、異動がない業務職のベテラン女性でほとんどの仕事は回せる。そのため、サトウさんの仕事は本社との打ち合わせとか、報告用の資料作成など。打ち合わせも資料も定型業務となっており、既定の枠の数字や文字を入れ替える程度。

 

そんな仕事が7年ほど続いて、その後は海外の工場に転勤となる。

 

そこでも基本的には同じような仕事をするのだが、定常業務は現地スタッフが実施。サトウさんの仕事は、日本本社への報告と日本からの出張者の対応。

 

3年ほど海外で過ごした後、帰任する。帰任先は、出向前と同じ工場。役職があがって、アシスタントマネージャー(係長クラス)に昇格した。部下も出来て、工場ではベテランとなった。

 

しかし、ここでサトウさんは自分のキャリアに疑問をもった。会社の外に出たら、どれくらいの評価を得られるのか。ちなみに、サトウさんのスペックは高い。英語ももちろん出来る。

 

転職活動を実施した結果、全ての会社で落ちた。(もちろん人気のある企業を受けたそうだ。)面接で何が出来るのか?に対して答えられなかったらしい。今の会社の中でしか使えないスキルばかり。結果として、今の会社に残るという選択をした。

 

サトウさんからの学び

まずはA社は日本でトップクラスのメーカーだ。誰でも知っている会社だし、給料も悪くはない。福利厚生も充実している。そのため、キャリアとして失敗はしていない。

 

一方で、仕事内容はどうかというと、面白くない。誰かがやらないといけないけど、注目度は低く、誰もやりたがらない仕事だ。いわゆるルーチン業務で、ほぼ完成されている仕事。そのため、出来ることが増えていない。つまりは、スキルがない。

 

大手企業に入った場合だが、ルーチンワークを回す仕事に配属になることは多い。特にメーカーの場合は。これは大きなリスクである。配属ガチャでそうなってしまうと、スキルがないまま年齢を重ねてしまい、どんどん選択肢が狭まっていく。社内異動でも、求められる人材にならず、社外にも出れない。出世も見込めないし、毎日の仕事も面白くない。

結論

大手メーカーに就職した場合は、以下の部門に配属されるように全力を尽くすべき。

①事業の戦略に関与している部門

②新規事業部門

➂ニッチだけど重要な部門(アフターサービスなど)

大手メーカーでは初期のポジショニングが非常に重要である。

以上